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福岡県八女市福島地区の町並み情報発信!


by yamefuku-tusin
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3月17日(日)、旧八女郡役所の北側にできた板壁にベンガラ柿渋塗りが行われます。


日時 3月17日(日)13:30-15:30
場所 旧八女郡役所北側駐車場
お申込み NPO法人八女町並みデザイン研究会・中島(090-8917-8208)
補足 汚れてもいい服装でお越しください。


3月8日が「March 8」→「町家の日」ということで、このワークショップが行われることになりました。(3/10予定だったものが雨天により3/17に延期になりました)


「柿渋塗りって何?」という方は、こちらをご覧ください。

https://yamefukutu.exblog.jp/30095180/

(写真は今回塗る予定の旧八女郡役所の北側の板壁と、昨年ジェットスターの方々が柿渋塗りをして下さった時のものです)


ベンガラ柿渋塗りワークショップが3/17に行われます_f0184711_11235420.jpg

















ベンガラ柿渋塗りワークショップが3/17に行われます_f0184711_11242706.jpg


# by yamefuku-tusin | 2019-03-12 11:25

餅つき

12月24日(月)、八女ふるさと塾の皆さんによる餅つきが、旧八女郡役所で行われました。

餅つきのベテランさんから初心者さん、長年、八女福島にお住まいの方から最近転居して来られた方まで、老若男女、なごやかにおしゃべりしながら餅つきはすすみます。

途中、もち米のおにぎりをいただきながら、ついてはまるめ、ついてはまるめを5・6回は繰り返したでしょうか。

最後は参加者でつきたてのお餅をわけ「よいお年を」と挨拶をしながら、ケガもなく無事に餅つきが終わりました。


餅つき_f0184711_13195319.jpg


















餅つき_f0184711_13152301.jpg

# by yamefuku-tusin | 2019-01-10 13:21 | まつり・イベント
12月14日(金)にNPO法人まちづくりネット八女主催の交流会が行われ、旧土橋商店街の再生活用について本年度の活動報告が行われました。

旧土橋商店街は建築物群の老朽化が限界に達しているものの家屋の所有者による維持管理が困難ということで、八女市に解体及び寄付等の相談が行われている状況です。
この状況をうけ、まちづくりネット八女では今年度の総会で、旧土橋商店街について「八女福島のまちの発展を記憶してきた貴重な地域遺産であり、後世に残し伝えていくため再生活用すべき」と確認しました。

こういった経緯をふまえ、今年度及び来年度は、建築物群の履歴・痕跡・実測調査及び学術調査が行われています。
これまでの調査の結果、旧土橋商店街は昭和25年ごろの建てられたのではということがわかったそうです。
昭和21年の古写真には旧土橋商店街の建築物群が写っていないものの、昭和27年以降の写真には写っているなど、複数の古写真や古いゼンリン地図、関係者のヒヤリング等、今日までの変遷なども調査します。

また、痕跡・実測調査では建物内に入り調査を行いますが、雨漏りにより壁や床が不安定な状態になっていたり、増改築を繰り返してきた歴史から、柱をはずしている部分もあるかもしれない等、危険な箇所もあります。
さらに、そもそも所有者と連絡がとれないなど、調査そのものに着手できていない家屋もあるそうです。
しかし、八女福島の町並みの東側端に位置し、土橋市場とつなぐ重要な位置にあり、町並みの賑わい創出の取組みに重要な資源でもあることから、今後も関係各所と連携しながら調査が行われます。



まちづくりネット八女・まちづくり交流会_f0184711_13120558.png


# by yamefuku-tusin | 2019-01-10 13:21 | まちの話題

● 保存修理技能講習会

11月22日(木)・12月13日(木)に、八女市歴史的建築物の保存修理技能講習会が行われました。

受講者はNPO法人八女町並みデザイン研究会、八女黒木町並みデザイン研究会の皆さんです。講習会は歴史的に価値のある建築物を伝統構法による保存修理を行うにあたり必要な能力を持った人材を育成することを目的に、2016年より行われています。

● 11月22日
11月22日は、「歴史的建築物保存修理事業の特記仕様書について」講習が行われました。
歴史的建築物の保存修理においては、修理とは傷んだ部材をそっくり新しいものに取り換えるのではなく、建物が建築された当時の状態や修理・増築等の履歴をきちんと調査したうえで、可能な限り使われていた柱や梁等を修理して再利用しながら伝統木造構造を継承し、いかしてその建物がもっとも輝いていた時代に戻すことができるかが基本で、この心構えが仕様書にも反映されています。

○ 解体工事についての注意事項(八女町並みデザイン研究会の仕様書より)

(1)「解体」とは基本的に手作業で丁寧に分解して格納することを示し、~中略~解体作業は履歴をふまえた調査そのものである。
~中略~
(4)正確な復原を行う為には、一行程毎に清掃・調査・実測・写真撮影を行い、解体手順を厳守すること。

●12月13日
12月13日は重要文化財修理の経験がある瓦工事・木工事の経験者を講師に迎え、講習会が行われました。
「文化財の仕事とは自分の技量をみせるのではなく、昔の人になりかわってすること」「解体することでわかる情報を丁寧に記録し次世代に伝えることが私たちの責任」と、11月22日の講習会にも通じる説明が講師からありました。講習会では、心構えの話しだけでなく、技術面でも多くの現場写真を見ながら学びました。受講者同士でも、「これは難しい」「こうしたらどうだろう」と話しながら、積極的に受講していました。


八女市歴史的建築物保存修理の技術・技能者講習会_f0184711_13040643.jpg


# by yamefuku-tusin | 2019-01-10 13:20 | まちの話題

「全国町並み保存連盟」の研修会・交流会である「第41回全国町並みゼミ長野松代・善光寺大会」に八女福島町並み保存会より事務局を含め8名で参加しました。


期日:2018年11月16日(金)~18日(日)


●全国町並みゼミとは
全国町並み保存連盟には66団体が加盟しています。これらの加盟団体が集まり、事例報告やパネルディスカッション、情報交換を行うのが全国町並みゼミで、今回が41回目です。


●第41回全国町並みゼミ長野松代・善光寺大会について
初日は神戸芸術工科大学教授 西村幸夫氏による基調講演「日本における町並み保存の歴史と今後の展望-松代から考える-」から始まりました。講演では「環境破壊・改変へのアンチテーゼとして保存・景観という動きが出てきた」ということで、戦後・高度成長期・バブルを背景とした町並み保存の歴史のふりかえりが行われました。また、今後は、これまでのように外部からの物理的な破壊に対しての保存活動よりも、人口減少による内部からの破壊への対応がより重要になるだろう、とのことでした。


次に国土交通省 歴史文化環境整備室長やNPO法人全国町並み保存連盟・一般財団法人 民間都市開発推進機構から、国の施策や支援、町並みをめぐる国の施策等の最近の動向、まちづくりファンドの仕組みなどを学びました。


さらに、全国各地からの事例報告が行われました。事例報告で興味深いのは、時間軸・保存対象が幅広く、様々な事例を知ることができる点です。例えば、町並み保存に取り組み始めて40年以上の歴史がある地域もあれば、保存活動がはじまったばかりの地域もあります。また、保存対象も、城下町のような町並みから、棚田のような自然景観まで多種多様です。


その後、全国を7ブロックに分けたブロック別会議の九州では、町並み保存団体が集まり、それぞれの地域での課題やそれに対する提案など、活発に情報交換が行われました。特に竹富島からは、「海岸沿いの土地を競売で入手した業者から、リゾートホテル開発が、町民は海岸の素晴らしい景観を壊すので反対しているにもかかわらず進められている」との報告を受け、九州ブロックの皆さんの総意として、本大会で開発反対の決議を行うことになりました。


2日目の午前中は、善光寺を中心に東西にわかれるリノベーションエリアと、宿坊が連なる通りを案内人と共に巡り、午後は「善光寺門前の場合-ここ10年の動き・まちとひとと文化と-」をテーマとしたパネルディスカッションが行われました。


善光寺周辺は、八女福島のように伝統的建造物群保存地区には選定されていない分、空き町家等のリノベーションの自由度が高いように見受けられました。実際、景観計画等による高さ・色彩の規制がある程度だそうです。しかし、各自が善光寺を大切に思い、門前町であることを意識して景観に配慮したリノベーションをすすめた結果、歴史と新しさが穏やかに同居した町並みとなっていました。
このゆるやかさは、建築物のようなハード面だけでなく、町並み保存にかかわる人的ネットワークにおいても同じことがいえました。


最終日は、各分科会からの報告です。印象的だったのは、歴史的建造物への「新しい」保存ということで「災害」が取り上げられていたことでした。昨今の自然災害の多さを考えると、災害からの守りも課題となってくるのかもしれません。


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# by yamefuku-tusin | 2018-12-03 09:00 | 他の町並み