ベンガラ柿渋塗りを体験いただきました
2018年 10月 09日
10/3に、航空会社ジェットスターの皆さんが旧八女郡役所にいらっしゃり、ベンガラ柿渋塗を体験されました。
ジェットスターさんは、日本ユネスコのプロジェクト未来遺産の支援しており、八女福島が未来遺産として登録されていることからのご縁です。
http://www.unesco.or.jp/mirai/result/pj/001/#head_090
「ベンガラ柿渋」、聞いたことありますか?
ベンガラ(酸化鉄)・柿渋(柿渋の汁を絞って発酵させたもの)・松煙(松のすす)を混ぜ合わせた塗料で、木材の防虫防腐剤として使われています。赤褐色やこげ茶色をしており、八女福島の町家では、燈籠人形の前に塗る習慣があったそうです。
当日は、日差しが強く、10月とはいえ、ちょっと動くと汗ばむ気温でした。
「ベンガラ柿渋」は、柿渋の汁を発酵させているためか匂いが強く、服につくと匂いがなかなかとれないそうです。そんなこともあり、服への付着防止として、かっぱを着て作業されている方もいらっしゃいましたが、相当、暑かったでしょう。
しかし、暑さにも負けず、皆さん、すごい勢いで、でも楽しそうに塗っていきます。まずベンガラ柿渋、次に柿渋のみと2度塗りしていただきましたが、あっという間に予定していた箇所を塗り終え、急遽、別の外壁にも塗って頂きました。(写真の2階部分が作業前・1階部分が作業後の色です)
by yamefuku-tusin
| 2018-10-09 17:15
| 修理現場